Australian GPに向けてそれぞれのコメントです。
2005 AUSTRALIAN GRAND PRIX - PREVIEW
マクラーレンメルセデス オーストラリアGPプレヴュー
オーストラリアGP‐マクラーレン・メルセデス‐プレビュー
KIMI RAIKKONEN
「オーストラリアでの新しいシーズンを本当に楽しみにしている。チームのみんながテストコースや本拠地において2005年の準備を懸命に行なってきた。チームはとてもモチヴェーションが高いし、レースに戻ることに興奮している。プレシーズンテストは有意義なもので、クルマにはスピードもありドライブすることが簡単だったけど、オーストラリアまではボクらがどの位置にいるのか言うことは不可能だし、それによって今年が面白い1年になるのかどうか分かるだろう。
今週末は新しいタイヤやエンジン、予選のレギュレーションで行なう最初の機会となる。ボクらのミシュランタイヤをもっと大切に使用しなければならないだろう。特に2回目の予選やレース序盤では、例えばブレーキングにおいてフラットスポットなどを作ったりしてしまうとグリップを失ってしまうから、ダメージを与えないように気をつけなければならない。
アルバートパークのサーキットはいくつかの高速コーナーと流れるようなカーブによって良いリズムに乗ることができる。最高のオーバーテイクポイントはスタートフィニッシュストレートの終わりとターン11だ。閉鎖された公道と組み合わせて作られているレイアウトによって、コースは汚れているからしっかりとしたグリップは保障されておらず、タイヤの消耗は少なくなる」
JUAN PABLO MONTOYA
「ウェスト マクラーレン メルセデス チームとともに初めてレースをすることになるから、今年のオーストラリアGPはボクにとってさらに特別なものだ。良いテストシーズンを過ごし、クルマを知ることができてきたから、クルマやチームには快適に感じている。
いつだって冬のテストにおけるチャンピオンシップがあると言われるけど、ボクらは自分たちのプログラムに集中してきたし、みんなそれを完了するために一生懸命仕事をした。
ボクらはたくさんの時間を新しいレギュレーションへの準備に費やした。最も大きな変更は、ドライバーがこれまで以上にクルマを労わらなければならないということだ。
良いバランスを持つことがより重要になるだろうし、それができなければタイヤに悪い影響を与えることになる。メルボルンでのセットアップではグリップの低いサーキットなのでハイダウンフォースが要求される。予選セッションも興味深いものの1つで、これからは土曜日と日曜日のセッションにおけるタイムを合計してグリッドが決定される。オーストラリアGPはいつも素晴らしい雰囲気だ。
ファンは本当に熱狂的で、それによって楽しめる。ボクにとってはレースがすべてで、それをファンも楽しんでくれるなら特に嬉しいし、日曜日にレッドシグナルが消えるときが待ちきれないよ」
PEDRO DE LA ROSA, TEAM McLAREN MERCEDES TEST DRIVER
「2005年シーズンの最初の3つのグランプリでの金曜日のセッションにおいてウェスト マクラーレン メルセデスのサードカーをドライブすることができるのはボクにとって素晴らしいチャレンジだし、レースの環境で走行することができるのは本当に嬉しい。
最近はボクとアレックスにとって、信頼性や使用距離が長くなったタイヤのためのロングランを重ねて、とても忙しい日々だった。ボクらは最後のテストを2月23日水曜日にヴァレンシアにおいて完了した」
MARTIN WHITMARSH, CEO FORMULA ONE, TEAM McLAREN MERCEDES
「オーストラリアGPは再びニューマシンにとって競争環境での最初の走行機会となり、期待は高まっている。アレックス ブルツとペドロ デ ラ ロサとともに仕事をしている新しいドライバーペアのキミとファン パブロとともに南半球に到着し、エキサイティングなシーズンを楽しみにしている。
ウェスト マクラーレン メルセデス MP4-20が1月24日月曜日に初めて走行して以来、我々はバルセロナ、ヘレス、ヴァレンシアのサーキットにおいて約6600kmを走行してきた。
テストプログラムにおいてカギとなったのはロングランで、MP4-20と暫定マシンである19Bとともに多くの距離を稼ぎ、ドライバーたちは2004年シーズンが終わってから19Bで16,000kmを走破してきた。
これは主に、タイヤとエンジンライフスパンに関するテクニカルレギュレーションが変更された結果である。我々が予選で使用するミシュランタイヤは、フルレースディスタンスを走り切らなければならない。
我々はミシュランとともに懸命に仕事を行ない、寿命が長くてパフォーマンスのあるタイヤを生み出すことができた。これは、チームメンバー全員とパートナーによって行なわれたたくさんの作業のわずか1つの例である。
今年のもう1つの変化はサードカーを走らせることができるということであり、これによって金曜日のセッションからさらに優れたデータを収集することが可能となる。
ペドロが最初の3レースではステアリングを握る。厳しいチャレンジであることは認識しているが、力強いスタートが切れることを願っているし、今週末のオーストラリアにおいてコンペティティブなレースが行なわれることを楽しみにしている」
NORBERT HAUG, VICE PRESIDENT, MERCEDES-BENZ MOTORSPORT
「ウォーキング、ブリスワース、そしてシュツットガルトのチームメンバー全員にとって、ここ4ヶ月間は特に厳しいときだった。そして、テストチームにとってはメルボルンでのシーズン開幕において良いスタートを切るために必要な結果を得るため、とてもストレスのかかる12週間を過ごしてきた。プレシーズンテストの結果を見ると、5つのチームがオーストラリアにおいて印象的な走りをする可能性がある。
準備段階において、我々はMP4-20とともに6,600km弱の距離を走行し、何度もレースシミュレーションを行ない、ニューエンジンでのロングランも実施して1,800km以上を走行した。
それほどの距離を走行して一切トラブルが発生しなかったというのはポジティブな経験だったし、これまでにシーズン開幕前のテストでこのようなことを達成したことはなかった。
新しいレギュレーションではペナルティなしでのエンジン交換は2レースウィークエンドが終わってからでなければ認められないため、エンジンのライフスパンは昨年の2倍になった。
そのため、我々の照準はスピードと信頼性を維持することに当てられ、エンジンの専門家とチームのシャーシエンジニアはメルボルンのアルバートパークで行なわれる最初のレースへ向けて懸命に築き上げてきた。オーストラリアGPの開催地は中高速でグリップが低く、タイヤの消耗も少ない。ラップあたり約60%が全開となるため、みんながパワーと信頼性に関してどの位置にいるのか、最初の真剣勝負となるだろう」
2005 AUSTRALIAN GRAND PRIX - DATA -
マクラーレン フライアウェイラウンドにおける事業遂行概要
<その他Mclaren関連News>
ノルベルト・ハウグ:フェラーリが優勢
メルセデス、エンジンに自信あり
「タイヤの扱いがキーになる」と、ライコネン
マクラーレン首脳、第3カーの貢献に期待
デニス代表、「観客はアクション期待しないで」
K.ライッコネン「今シーズンはタイヤ選択が重要」
J-P.モントーヤがオフシーズンを総括